頚椎ヘルニア

頚椎ヘルニアとは

頚椎ヘルニアとは、首の骨である頚椎の間にあるクッションの役割をする椎間板が変形し、中のゼリー状の髄核が飛び出して神経を圧迫する状態です。これにより首の痛みだけでなく、腕や指のしびれ、筋力低下などの症状が現れます。

椎間板は衝撃を吸収し、椎骨同士が滑らかに動くのを助ける役割を果たしています。しかし年齢を重ねるとともに劣化し、弾力性が失われることでヘルニアが発生しやすくなります。厚生労働省の国民生活基礎調査によると、頚椎ヘルニアを含む頚部の痛みを訴える人は成人の約10～15%と推定されています。

特に30～50代のデスクワーカーに多く見られ、IT社会の進展とともに患者数は増加傾向にあります。当院にも、長時間のパソコン作業で首や肩に負担がかかり、腕や手指のしびれに悩まれる方が多くご来院されています。

頚椎ヘルニアを放置すると、神経への圧迫が長期化し、腕や手の筋力低下が進行することがあります。手の細かい動作が困難になり、ボタンを留める、箸を使うといった日常生活や仕事にも大きな支障をきたします。痛みやしびれが慢性化し、首や肩だけでなく、腕・指先までしびれや痛みが広がり、慢性神経痛となって日常動作に支障をきたします。

さらに、首の神経は自律神経とも深く関係しているため、ヘルニアによる圧迫が進むと、めまい・耳鳴り・不眠・動悸・吐き気など全身症状が現れることもあります。歩行障害や排泄障害などの深刻な神経症状を引き起こす可能性もあり、保存療法で改善しない場合は手術が必要になるケースもあります。

頚椎ヘルニアの原因

開院以来、当院には頚椎ヘルニアでお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験からはっきりといえるのは、頚椎ヘルニアの原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

頚椎ヘルニアの原因として次のものが挙げられます。

頚椎ヘルニアはこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が絡み合い、神経の伝達がスムーズにいかなくなってしまうと本来の身体の機能が発揮できなくなり頚椎ヘルニアという症状が現れます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。頚椎ヘルニアでお悩みなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院では頚椎ヘルニアへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法のため、薬の効果が切れると症状が再発します。長期服用による胃腸障害や肝機能への影響も懸念されます。

装具療法（頚椎カラー）

長期間の安静は筋力低下を招き、かえって首の安定性を損なう可能性があります。日常生活や仕事への制限も大きくなります。

理学療法

継続的な通院と自宅での運動が必要で、患者の意欲と継続性が求められます。不適切な運動は症状を悪化させるリスクもあります。

頚椎ヘルニアを改善するために

まずは、あなたの頚椎ヘルニアの原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えていれば一時的に良くなったと感じたとしても、根本的な解決には至っていないからです。

当院では初診時のカウンセリングならびに検査を特に大切にしています。患者様が私に伝えてくださるエピソードや独自の検査結果をもとに、一人ひとり異なる頚椎ヘルニアの原因を見つけ出し、神経への施術を通じて痛みやしびれなどの症状を改善に向かわせます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が検査から施術まで責任を持って担当しますのでご安心ください。

当院では身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。関節と筋肉を司る神経そのものに働きかける小波津式／KOHATSU Methodによる施術は、幅広い症状に対応可能です。

頚椎ヘルニアに関するQ＆A

頚椎ヘルニアは自然に治りますか？

頚椎ヘルニアは数か月で自然に症状が軽快することがありますが、症状が強い、長引く、麻痺がある場合は早めの治療をお勧めします。また、首の痛みや手の痛みやしびれといった症状が、必ずしも頚椎ヘルニアが原因とは限りません。そのためヘルニアの有無だけにこだわらずに、適切な治療を受けることが回復への近道になります。

頚椎ヘルニアの人がやってはいけないことは？

首や椎間板への負担を避けることが基本です。首を大きく回す動作、激しい運動やコンタクトスポーツ、うつ伏せ寝・長時間のデスクワーク等の不良姿勢の継続、高さの合わない枕の使用は避けるべきです。これらの動作は椎間板にさらなる圧力をかけ、症状を悪化させる可能性があります。

頚椎ヘルニアと頚椎症の違いは何ですか？

頚椎ヘルニアは椎間板の髄核が飛び出す状態で、頚椎症は加齢による椎間板や関節の変性全般を指します。ヘルニアは頚椎症の一つの病態として位置づけられます。

頚椎ヘルニアは完治しますか？

適切な治療により症状の改善は期待できますが、完全に元の状態に戻るかは個人差があります。早期治療により良好な予後が期待でき、日常生活に支障のない状態まで回復可能です。

頚椎ヘルニアの手術は必ず必要ですか？

多くの場合、保存的治療で改善が期待できます。手術は保存治療で効果がない場合や、重篤な神経症状がある場合に検討されます。まずは保存的治療から始めることが一般的です。

頚椎ヘルニアは再発しやすいですか？

根本的な原因である姿勢不良や生活習慣が改善されない場合、再発のリスクがあります。適切な治療と生活習慣や姿勢、動き方の見直しなどにより再発リスクを軽減することができます。

頚椎ヘルニアで悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

神経に働きかける当院の施術は頚椎ヘルニアと非常に相性が良く、劇的に改善するケースもみられます。

頚椎ヘルニアは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。