頚肩腕症候群

頚肩腕症候群とは

頚肩腕症候群とは、首（頚部）、肩、腕にかけて痛みやしびれ、だるさなどの症状が出る疾患の総称です。通常、レントゲンやMRIなどの画像検査で大きな異常が見られず、頚椎の変形や頚椎椎間板ヘルニア、肩の腱板損傷や五十肩なども否定される場合に診断されます。症状としては、首や肩のこり、腕や手の冷えや脱力感、しびれ、動作時の痛みなどがあり、重症化すると頭痛を伴うこともあります。特に長時間のデスクワークや単調な作業をする人に多く見られる疾患です。

主な原因は不明ですが、長時間の同じ姿勢や繰り返しの作業、姿勢の悪さ、精神的ストレスなどが関係し、筋肉の血流不全や緊張が関与すると考えられています。

画像検査で原因が分からない場合も多く「ただの肩こり」と思われやすいですが、そのまま放置すると症状は慢性化し、日常生活や仕事に支障をきたす危険性があります。具体的には、痛みやしびれが強くなり、腕や手に力が入りにくくなる、物を落としやすくなるといった神経症状の悪化や、首・肩の動きが大きく制限されてしまう場合があります。また、頭痛やめまい、睡眠障害、集中力低下といった全身的な不調も生じやすくなります。

さらに、重症化すると頚椎椎間板ヘルニアへ進行したり、筋力低下や筋肉の萎縮、麻痺など不可逆的な変化が起こる恐れもあります。腕だけでなく腰や背中など他部位への負担が増し、二次的な障害（腰痛や背部痛）を引き起こすケースもあります。

慢性の痛みや不快感がストレスとなって、うつ症状や睡眠の質の悪化など生活全体の質が下がる要因になるため、早期の治療とケアが非常に重要です

頚肩腕症候群の原因

開院以来、当院には頚肩腕症候群でお悩みの方が数多くご来院されています。

これまでの検査結果や施術経験からはっきりと言えるのは、頸肩腕症候群の原因は一つではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

頚肩腕症候群の原因として次のものが挙げられます。

頸肩腕症候群は、こういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が絡み合い、神経の伝達がスムーズにいかなくなってしまうと、本来の身体の機能が発揮できなくなり頚肩腕症候群という症状が現れます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには正確な状態の把握と検査が何より重要になります。

他の医療機関や治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。頚肩腕症候群でお悩みなら豊富な施術経験を持つ当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院では頚肩腕症候群に対して、次のような治療が一般的です。

薬物療法

痛み止めや筋弛緩薬は、一時的な症状の軽減には役立ちますが根本的な改善にはつながらず、長期服用で胃腸障害や眠気、肝機能障害、薬物依存など副作用のリスクがあります。

リハビリテーション

継続的実施が必要なため、通院や家庭内でのセルフケアが負担になることがあります。即効性に乏しく、症状や生活習慣によっては効果が限定的な場合もあります。

ブロック注射

注射自体が苦痛や恐怖感を伴うことがあるほか、効果の持続期間が短い場合も多く、繰り返し治療が必要となります。まれに感染や神経障害などの合併症のリスクがあります。

頚肩腕症候群を改善するために

まずは丁寧にお話をお伺いし、そのうえであなたの頚肩腕症候群の原因を検査を通して明らかにします。原因を取り違えていれば一時的に良くなったと感じたとしても、根本的な解決には至っていないからです。

当院では初診時のカウンセリングならびに検査を特に大切にしています。患者様が私に伝えてくださるエピソードや独自の検査結果をもとに、一人ひとり異なる頚肩腕症候群の原因を見つけ出し、神経へのアプローチを通して痛みやしびれなどの症状を改善に向かわせ、患者様を本来の姿へと導きます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が検査から施術まで責任を持って担当しますのでご安心ください。

当院では身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

独自の検査で原因を特定し、幅広い症状に対応可能な 小波津式／KOHATSU Method を用いて治療いたします。多くの臨床例を分析し、最短で根本改善を目指す治療システムが高い改善率を実現しています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、他の医療機関や治療院で効果を感じられなかった方も諦めずにご相談ください。

頚肩腕症候群に関するQ＆A

頚肩腕症候群は自然に治りますか？

多くの場合は自然に治癒せず、放置すると慢性化や悪化のリスクが高まります。早期に適切な治療やケアを行わないと、痛み・しびれ・だるさが長引き、神経症状が固定化するリスクがあります。早めの対策と生活習慣の見直しが欠かせません。

頚肩腕症候群の人がやってはいけないことは？

長時間の無理な姿勢や同じ作業、自己流のマッサージやオーバーワークは症状の悪化につながるので避けましょう。

頚肩腕症候群と肩こりの違いは？

肩こりは筋肉の疲労が中心ですが、頚肩腕症候群はしびれや脱力など神経症状が腕や手に及ぶことも大きな違いです。

薬や湿布で治りますか？

一時しのぎの緩和は期待できますが根本的な回復のためには原因へのアプローチが必要です。

仕事や家事は続けても大丈夫？

頚肩腕症候群があっても、症状の程度によっては仕事や家事を続けることは可能です。ただし、症状が強い場合は無理をせず負担を調整することが大切です。無理を続けると症状が慢性化し、日常生活に大きな支障をきたすようになるため、痛みが悪化する場合は早めに専門家に相談し、適切な治療とケアを受けることが重要です。

症状が改善するまでどのくらいかかる？

適切な治療を受ければ数週間から数か月で改善が期待できますが、完全に症状がなくなるまでの時間には個人差があります。強い痛みなどの症状が治まった後も、生活改善や運動療法などを継続して長期間かけての治療が必要です。

頚肩腕症候群で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのように変化を実感されています。

神経に働きかける当院の施術は、頚肩腕症候群にたいして効果が期待でき、著しい改善が見られるケースもあります。

頚肩腕症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。お一人で悩むことなく、お気軽にご相談ください。