インピンジメント症候群

インピンジメント症候群とは

「インピンジメント」は「衝突」という意味で、肩の中で組織同士が衝突することや、肩関節の内部で骨や腱などの組織が擦れ合い、腕を上げる動作や無理な姿勢で炎症と強い痛みが生じる疾患です。特に物を高く持ち上げたり服を着替える動きなどで、痛みや不快感が現れます。働き盛りや趣味でスポーツを楽しんでいる人に多く見られ、日本国内でも幅広い年代に発症がみられます。

最新の研究では、必ずしも画像で確認できる異常がすべて痛みに関係しているわけではないことも分かっています。どのような原因で発症しているかは個人ごとに異なり、的確な検査が回復への第一歩です。

メジャーリーガーの佐々木朗希投手が診断されたことで話題になりましたが、当院にも、野球や水泳、テニスなどで痛みが出て、整形外科でインピンジメント症候群と診断された方などが、病院のアプローチ以外でも改善できないかと来院されています。

インピンジメント症候群をそのままにしていると、炎症が進み、肩の動きがどんどん悪くなり生活動作の制限が増えます。進行すれば「腱板断裂」の恐れもあります。仕事や家事、スポーツの場面で思うように肩を使えなくなり、慢性的な痛みにより日常生活の質が著しく低下し、洋服の着脱や髪を洗うといった基本的な動作さえ困難になります。最悪の場合、手術が必要となるケースもあるため、早めの対処がとても大切です。

症状が悪化するほど回復までに時間がかかるので、不調を感じたら放置せずご相談をお勧めします。

インピンジメント症候群の原因

当院にはインピンジメント症候群でお悩みの方が多く来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、インピンジメント症候群の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

インピンジメント症候群の原因には、次のようなものがあげられます。

インピンジメント症候群はこういった様々な原因が組み合わさって症状が現れるため、単純な対症療法だけでは根本改善が難しいのが特徴です。

特に人によって抱える負担や原因が異なるため、適切な検査と分析を行い、的確な施術を選ぶことが改善の近道になります。

他院や病院で思うような改善がなかった場合でも、あきらめずにご相談ください。

病院とはここが違います

インピンジメント症候群に対して、一般的な医療機関では次のような治療が一般的です。

消炎鎮痛剤・湿布

一時的に痛みや炎症がおさまっても根本的な改善にはつながりにくいです。副作用や長期使用によるリスクも無視できません。

注射療法

素早い痛みの鎮静を目指しますが、頻回の注射は組織へ負担がかかる場合があります。

手術

入院やリハビリ期間の負担、完全回復に至らないケースもあります。手術を決断する前に他の選択肢も検討したい方が多くいます。

インピンジメント症候群を改善するために

根本改善を目指すには、肩関節全体の状態や筋肉・神経バランスを含めて正確に原因を分析し、その方に合った施術を選ぶことが何より重要です。当院では検査を徹底し、あなた本来の身体を取り戻すため全力でサポートします。

検査と対話を重視し、痛みの起点や日常で感じる不具合を細かく把握した上で、その方ごとに最短で回復を目指します。どんな小さなことでもご相談ください。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が全患者の検査と施術を一貫して担当し、細かな変化を見逃さず対応します。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。薬に頼らず、痛みや不快感が再発しにくい体づくりもご提案しています。他院では結果が出なかった方もあきらめずにご相談ください。

関節と筋肉を司る神経そのものに働きかける小波津式／KOHATSU Methodによる施術は、幅広い症状に対応可能です。

インピンジメント症候群に関するQ＆A

インピンジメント症候群は自然に治りますか？

軽い症状なら生活改善で自然治癒の可能性もありますが、慢性化や可動域制限へ進行しやすく、多くの場合は適切な対処が必要です。放置しておくと腱板断裂などの深刻な状態に進行することもあり、専門的な対処が効果的です。

手術をしなくても治せますか？

多くは保存療法やリハビリ、正しい姿勢や動作改善で回復可能です。重症化や腱板断裂のある場合は手術が必要ですが、まずは保存療法を選ぶ方が多いです。

肩が痛い時に無理に動かしても大丈夫？

強い痛みや急激な動作は避けた方が良いですが、まったく動かさず安静にしすぎるのも逆効果です。適度な運動やストレッチを専門家の指導で行いましょう。

インピンジメント症候群の人がやってはいけないことは？

無理に動かしたり、痛みを我慢して作業することは避けてください。頭上動作や重い物の持ち上げ、首の後ろで腕を動かす動作は炎症を悪化させる原因となります。痛みを感じる角度での動作は避け、特に野球の投球やテニスのサーブなど肩に負担がかかるスポーツ動作は、専門家の指導を受けるまで控えることをお勧めします。

ストレッチは効果がありますか？

正しい方法で行えば効果的です。肩甲骨の動きを改善するストレッチや、胸郭の柔軟性を高めるストレッチが有効ですが、専門家の指導のもとで行うことが重要です。

インピンジメント症候群でお困りだった方も、当院の施術を受けることで次のような変化を実感されています。

当院では、肩の痛みやしびれだけでなくその原因となる身体のバランスまで丁寧に整えますので、根本改善や再発予防が期待できます。

インピンジメント症候群でお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。早期に対処するほど、改善のスピードや生活の質も上がることを実感していただけます。