椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは

腰椎椎間板ヘルニアが最も多く、背骨の骨と骨の間にあるクッションの役割を果たす椎間板の一部が飛び出し、神経を圧迫することで腰や足に痛みやしびれが出るのが特徴です。椎間板の変性や外傷、長時間の悪い姿勢などがきっかけとなり、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。

現在、腰痛患者は全国で約3,000万人と推定され、そのうちの5～8％程度が椎間板ヘルニアだと考えられています。

その椎間板ヘルニアですが、近年の画像診断技術の進歩によって「画像上の異常＝疼痛の原因」ではないという事実が、明らかになってきました。

腰痛の有無とMRI所見の関係について、ある研究では特に腰痛を訴えていない無症状者の76％に椎間板膨隆（ヘルニアの前段階）が確認されました。このデータは、椎間板の形態変化が必ずしも疼痛を伴わないことを示しており、腰痛治療において画像診断のみに依存する危険性を指摘しています。

治療方針決定には、あくまで症状と身体所見が優先されるべきというのが現代の椎間板ヘルニアに対する治療の考え方です。

症状をそのままにしておくと、足の感覚が鈍くなったり、筋力が落ちて歩くのが難しくなったりすることがあります。さらに進行すると、排尿障害など日常生活に大きな支障をきたす恐れもあり、重症化すると回復が難しくなる場合もあります。

また、腰痛をかばうことで他の部位（背部、膝など）に負担がかかり、新たな痛みを引き起こし仕事や趣味などの日常生活に支障をきたすこともあります。

椎間板ヘルニアの原因

開院以来、当院には椎間板ヘルニアでお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験からはっきりといえるのは、椎間板ヘルニアの原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

椎間板ヘルニアの原因として次のものが挙げられます。

椎間板ヘルニアはこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が絡み合い、椎間板に過剰な負担がかかったり、あるいは神経の伝達がスムーズにいかなくなってしまうと、本来の身体の機能が発揮できなくなり椎間板ヘルニアという症状が現れます。

しかし、ヘルニアが存在することが腰痛の原因だと決めつけることはできません。一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。椎間板ヘルニアでお悩みなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院では椎間板ヘルニアへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

一時的な痛みの緩和にとどまり、根本的な解決にならないことが多いです。消炎鎮痛薬の長期使用は、胃腸障害や肝・腎機能障害などの副作用のリスクがあり、依存症の問題が生じる可能性もあります。

運動療法

誤った方法やタイミングで行うとかえって症状が長引くこともあります。効果が出るまでに時間がかかり継続のモチベーションを保つのが困難になるケースも多く見られます。

手術療法

心身への負担が大きく、さらに合併症のリスクがあります。手術後も完全に症状が改善するとは限らず再発する可能性もあります。さらに医療費の負担も多くなります。

椎間板ヘルニアを改善するために

まずはお話をじっくりお伺いし、そのうえであなたの腰痛や足の痛み、しびれの原因を検査を通じて明らかにしていきます。原因を取り違えていれば一時的に良くなったと感じたとしても、根本的な解決には至っていないからです。

当院では初診時のカウンセリングならびに検査を特に大切にしています。患者様が私に伝えてくださるエピソードや独自の検査結果をもとに、一人ひとり異なる原因を見つけ出し、神経への施術を通じて痛みやしびれなどの症状を改善に向かわせます。

症状の軽減だけでなく、根本的な改善と再発防止に力を入れています。患者様一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの施術計画を立て、丁寧にサポートいたします。手術や薬に頼らず、自然治癒力を活性化させる新発想の技術で安心して施術を受けていただけます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が検査から毎回の施術まで責任を持って担当しますのでご安心ください。

当院では身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

独自の検査で原因を特定し、幅広い症状に対応可能な 小波津式／KOHATSU Method を用いています。多くの臨床例を分析し、最短で根本改善を目指す治療システムが高い改善率を誇ります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

椎間板ヘルニアのQ＆A

椎間板ヘルニアは自然に治りますか？

椎間板から飛び出したヘルニアは、体内の免疫細胞によって「異物」として認識され、炎症反応を通じて分解・吸収されます。ある研究によると、発症から3カ月程で約60～70％の患者でヘルニアが自然吸収され、痛みやしびれが改善することが報告されています。ただし必ずしも「ヘルニア＝疼痛の原因」ではないため、症状と全身の状態を丁寧に観察しながら治療していくことが大切です。

椎間板ヘルニアの人がやってはいけないことは？

無理な動作や重い物を持つこと、急な体勢の変化は避けてください。長時間の座位や前かがみ、丸まった姿勢で長くいるとヘルニアの状態が悪化することがあります。

椎間板ヘルニアに効くストレッチはありますか？

一人ひとり効果的なストレッチは変わります。誤ったストレッチを行うと逆に痛めてしまうケースもあるので当院にご相談ください。

椎間板ヘルニアでコルセットはした方がいいですか？

体を起こしていられないほど痛みが強い場合は、一時的にコルセットで腰をサポートするのはいいと思います。それ以外の長期間にわたる過剰な固定や、予防的に常用することはお勧めしません。

痛みがなくなれば治ったと考えてよいですか？

腰椎椎間板ヘルニアは、自然治癒や保存療法で多くが改善しますが、再発するケースもあります。日本人の再発率は5～10％、手術後でも5年以内に最大15％程度の再発が報告されています。痛みが治まれば日常生活には支障がなくなりますが、「完全に治った」と自己判断せず、再発予防のためのコンディショニングや正しい姿勢の維持、適度な運動、体重管理など生活習慣の見直しを続けることが重要です。

腰椎椎間板ヘルニアは手術をすれば治りますか？

多くの場合、椎間板ヘルニアは手術の前に保存療法を行うことで改善します。一定期間の保存療法で改善しない場合や、排尿・排便障害、急速に進行する下肢の麻痺等があれば手術が検討されます。再発や症状が残る可能性もあるため100％完治とは限りません。また、椎間板ヘルニアが必ず腰痛や足の痛み、しびれの原因だとは断定できないため、手術によってヘルニアが消失しても、症状は残るケースも存在します。

椎間板ヘルニアで悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

神経に働きかける当院の施術は椎間板ヘルニアと非常に相性が良く、劇的に改善するケースもみられます。

椎間板ヘルニアは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。